「背中で語る」・・・いい言葉です
しかしこの言葉が使われるすべての場面で
その意味が全く間違っています
「私は背中で語る」
口で語っていますけど?
「ごちゃごちゃ言葉を並べたくない
生きざまで示したい」
ごちゃごちゃ言葉を並べてますけど?
「背中で語ろう」と意識して
自分の背中を見る者を導こうとか
自分の背中を見る者を助けようとか
自分の背中を見る者に何かを教えようとか
そんな気持ちがあると
自分がコケて大けがをします
自分の背中は見えないのですから
それを誰かへのメッセージに
使おうというのがそもそも無理です
あなたが見るのは前だけでいい
誰かを助けるとか
誰かを導くとか
そんな意識がまったくないところに
本当の「背中で語る」があります
超高速で前進しているわけですから
自分の背中のことなど考えていられません