Multi-Crossing-View 世界の見方を変える6つのステップ

マルチクロッシングビュー 生き方が変わる時間の見方

世界を造り変える方法

7月に入ったばかりだというのに
ものすごい猛暑

Aさんは考えます
この夏はすごい暑さになる
なんとかして過ごしやすい夏にできないか
自分のためにも みんなのためにも

Aさんはあることをひらめきます

太陽を背にして立ち
右足と左足を交互に前に出す

これがAさんの発見した
世界を涼しくする方法でした

まず1日かけてやってみる
暑さは全く変わりません
でもAさんはあきらめません

2日3日4日やはり変化なし

7日8日9日・・・・ひたすらに続けます

20日30日少し気温が下がってきました

40日過ぎました
8月の半ばだというのに過ごしやすい気候になっています
Aさんは喜びます
「やったー!俺が世界を涼しくしたんだ!
 みんな聞いてくれ、世界は変えられるんだ
 みんなにだってできるんだよ
 俺がみんなにやり方を教える」

しかしなぜか周囲の人たちは苦笑します
「あんただね 東京から徒歩で来た変人というのは
 涼しい?青森の夏は毎年こんなもんだよ」


Aさんの試みは大成功でした
Aさんは夏を涼しく変えました
Aさんが世界を造り変えたんです
世界を造り変えたのはAさんです

でもそれを人に自慢できません
人に教えることはできません
なぜならそこにいる人にはあたりまえのことでした

私たちは世界を造り変えることができます
でも実はそれはこんな感じです
いうならば「それがとっくにあたりまえになってる世界」に
自分が一番最後にたどり着く
そういう事なのです

もしあなたがたくさんのお金を持ちたいのなら
みんなが持ちきれないほどお金をもっていて
誰もが邪魔なお金を押し付け合っている
そんな世界に行けばいい
それだけです

ただしそんな世界に行けるのは
「僕はお金なんていらないよ
 誰か僕のお金を貰って」
と思っている人だけでしょうけど


Aさんはあきらめずに粘って粘って
目標にたどり着きましたね

でも自分が世界を涼しくする事なんか
宇都宮とか郡山あたりで
早々に投げ出して
人を集めて
「世界は人生は変えられます
 私がその方法を教えます」
これをやってしまうポンコツ先生がたくさんいます
本当に悲しいくらいたくさんいます

想像してください

越谷とか福島とかに
自分でがむしゃらに前進することは止めてしまった
(多少の前進は続けています)
知ったかぶりの教えたがりの善意の先生たちがいます
先生たちには悪意はありません
自分は良い事をしていると信じています

そんな先生たちの活躍により
たくさんの人がそこで足を止めてしまいます
先生たちの素晴らしい指導に
心を奪われ足を止めてしまうのです
そして足を止めた人が新たな先生になっていきます